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しろのぴかぴかお星さま

 エモーション出たあとの文章が瞬間表示じゃなくて、かつEnterに反応して次の文章にいくのが困る。こういうのまじでやめて。解決策として、エモーション出た時点で意識的に止めるか、バックログかの2択でどっちにしろテンポ悪くなる。主人公のエモーションの表示位置が地の文とかぶってるのもなんかなーって思った。
 吹き出しについては、『タペストリー』やったときよりも違和感なくなってた。

 おとぎの国に行き来するときのエフェクトが飛ばせないのもストレスマッハ。
 起動するときたまにAero切れてた。まじlightのクソエンジンやめてほしいわー。他の作品やったときもインストエラー出まくるとかブルスクになるとかなんかいまいち悪い印象あんねんな。

 キャスティングは、ブランドやら作品やらの雰囲気としてはあってるはずなんだけど、はずなんだけどねー。
 木村あやかが高音ボイスで強すぎるから、マヤの2人が弱く見えてしまうっていうか相性があんまり良くない。
 それにしても幼馴染なまてんもくさんの癒しオーラぱない。どっかのおもしろ系ぽんこつ先輩とはわけが違イッヒ。

 こういうの本当に個別がいらない。ずっと共通でおとぎの国のお茶会してたらいいんじゃないっすかねー。
 個別にはいっていちゃいちゃするより、この作品だからってわけじゃないけど、猫画像漁ってるほうがほっこりする。
 初々しさとか恋の病とかまるで需要がない。ぶっちゃけ、個別なんて灯篭流しで終わってても良かった。
 おとぎの国と、しろの存在をちょっとうまく使えば、非日常がそこにあるんだから、個別ですれ違い系の起伏というかそういうものを扱わなくてもいいんじゃないのって思ってしまった。

 ボクがこのゲームやろうと思ったのは、ティザーサイトのあの雰囲気と音楽なのです。『不思議の国のアリス』みたいにおとぎの国に行って、永遠のダンスを楽しむゲームだと思っていたのです。
 つまるところ、ボクはこのゲームの雰囲気にやられていたのです。
 そこらへんの認識の差で、あれ?という違和感があったり、個別にそういう雰囲気が少なかったりで、ぐぬぬってなったのは事実。

 そしてまさかのあんこトーストである。あんこ魔人多すぎだろ。

 『タペストリー』に続いて、死生観みたいなのを扱ってるけど、主題ではないよね。
 エロゲーだと基本的に天国いって輪廻転生するのが前提すぎて他のことがないじゃないっすか。輪廻に乗れなかったら不幸みたいなとこが根底にあるじゃないですか。解脱せよ!解脱せよ!
 死者をどう扱うかとか、親しい人の死をどう乗り越えるかとか、覚悟とかそのへんはあるんだけど、最初に書いたように主題になったゲーム見たことがない。
 時代や宗教で流行がかわるようなもんだし、結局のとこ、自分で考えることであって、物語の登場人物やらライターの主義主張は他人事じゃん。
 宗教といえば、いまだにキリスト教とかユダヤ教とかの「復活」がよくわからない。蘇生なの。ゾンビと違うの。死んで一定時間経過したらどう考えてもアウトだろ。物質的じゃなくて精神的は話なの。
 そういうの考えると、こういう作品よりもむしろ不死者とか吸血鬼とかそういうの扱ってる作品のほうが、死生観というか微妙なとこなんだけど、個人的にはしっくりくる場合が多いっすね。死んでる数が多いから、不特定多数について考えやすいだけかもわからんね。媒体的に扱う必要ないな。
 特定少数については、ケースバイケースだろとしか思えないんで。

 そもそも、死んだキャラが幽霊やら何やらで普通に出てきてしまう時点でもうなんか死生観とかそういうの違うよ。死んだ後のことはっきりしてるじゃん。死んだらどうなるのっていう根本的な不安が消えてなくなるよ。
 それに、優しい人たちに囲まれて、最終的に成仏しちゃうじゃん。
 幽霊でてこないやつにしても、死生観ってよりは、終末ケアっていうか社会的な問題じゃないっすかねーみたいなのがわりかしある。

 話戻すけど、マルチENDでそこ主張して本人が死ぬ以外のパターンだと
①クソみたいな転生話
②君の死を乗り越えて生きていくよ
③君のことは忘れないけど、大事な人ができました
④奇跡

 このあたりになるじゃん。
 ①と④はご都合主義すぎて目も当てられない。完膚なきまでにギルティ。でも④は初期設定ですでに奇跡のバーゲンセールがよくあるからあんまり気にしない。

 ボクがみたいのそこじゃないんだよ。その先なんだよ。
 具体的にいえば、片心中で生き残ったクソな人物のゴミのような物語を見たい。

 なんかボロクソ書いてしまった気がするけど、他人のレビューで、メインとして死生観がどうのこうの書いてるのみたら、「ああ、こいつとは趣味があわねー」ってだけで、そういうの扱ってる作品自体には滅多にネガティブな感情もったりしないです。

 などと本編について書くことがないので別のことを書いたら、そっちのほうが長くなってしまった。
 でも、作品について思ったことは十分書いた。
 ゲーム本体より終わってから、特典のロングムービーみて満足してるのもある。
 5人で手繋いで踊ってるあたりと、灯篭流しのあたりはすげー好き。
by hanatareboy | 2013-01-27 01:55 | 感想 | Comments(1)
Commented by ぴざトースト at 2013-02-08 02:54 x
なんか分かる。。。
去年発売の「キミへ送る、ソラの花」のほうが「死」ということをうまく扱っていた。

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